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コラム

開発スタッフのひとりごと

意外と知らない「洗濯」「洗浄」の仕組み。
日々洗濯機を回し、あらゆる文献を参考に、商品開発や検証をしている当社開発スタッフが
コラムでわかりやすくつぶやきます。

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開発スタッフのひとりごと 「弱アルカリの効果①」
2021-11-19 16:26

私達が洗濯機で洗濯するというのは、どの様なメカニズムで汚れを落としているのでしょうか?
実際、ぐるぐると回る洗濯機の中の衣類と汚れの細かい様子は解明されていません。
今回は、研究所や大学教授が考えている洗濯のメカニズムについて、簡単に説明していきましょう。

 洗濯には主として界面活性剤とアルカリ剤が関与しています。
界面活性剤は、その分子構造から汚れと被洗浄物の界面に吸着し、汚れを離脱させ落とす作用があります。つまり、“衣類さん”と“汚れ君”が仲良くくっついている所へ、邪魔者の“界面活性剤君”が割り込んで二人の仲(あいだ)を引き離すという状態です。(画像①参照)

もう一つのアルカリ剤は、衣類の汚れの負(マイナス)の電位を高めて静電気的反発力を増大させ、汚れを落とす作用があります。
つまり、磁石の同極(NとN、SとS)が反発しあう原理を応用したもので衣類と汚れを同極にし、反発し合うようにして汚れを落としているのです。(画像②参照)

このことは、横浜国立大学で洗浄について研究されている大矢 勝教授の「洗浄のメカニズム」という文献にも述べられています。
従って、衣類を洗濯するには界面活性剤を使うという方法以外に、洗浄液をアルカリ性にすることで効果が得られるわけです。
更に環境への負荷軽減を考えれば、なるべく汚れが落ちるギリギリの「弱アルカリ性(画像③参照)」を応用すれば良いと考え、宮本製作所では日夜研究開発を進めています。


【参考文献】
横浜国立大学 大矢勝,「洗浄のメカニズム」,『表面技術』{60 巻 2 号,}2009{, p85-89}.

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